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第4話 ~颯斗視点

作者: satomi
last update 最終更新日: 2025-12-01 08:02:47

「ちょっと聞いてくれる?あなたと同じ名前の舘塚颯斗ってのが、この私よりも良いプレゼンって評価されたのよ?信じられない!絶対部下を手足のようにこき使って今回のプレゼンだって作り上げたに違いないわ!私は一人で作り上げてるわよ?それに評価が付くなんて気分が最悪だったんだけど、颯斗が作ったこのカレーを食べて、なんだか安心したわ」

「俺なんかが役に立てて光栄です」

「謙虚ねぇ。颯斗はいつも役に立ってるわよ~」

 ふぅ、俺がその舘塚颯斗だってわかったら、彼女は絶望するだろうか?しそうだな。洗濯までしたし。オトメンてのは確かなんだよなぁ。

 神薙社長からの依頼でココに来てみれば、大惨事で聞いてた通りと言えばその通りだけど…まさかここまでとは…と正直なところ思ってしまった。

 いつもの会社に行く仕様の格好じゃなくて良かった。彼女は‘舘塚颯斗’をライバル視してるみたいだしな。ワザとにもっさい格好してたわけじゃなくて、普段はそんな格好でいたい!普段からあんな会社にいるみたいな格好でいるのは疲れる。

 俺に関していえば噂はこうだ。

「颯斗さんの家には絶対家政婦さんがいてさぁ、「坊ちゃま今日は何をお召し上がりですか?」とか朝に夕飯の質問してそう?」

「あー、わかる~!」

「仕事の前後でジムに行ってそうだよな。イイ体してるもんな」

「あんた、颯斗さんのどこ見てんのよ?」

「腹筋。泳いでます!って感じがする」

 という感じ。真面目に家事をこなすとこうなる。かなりの重労働だからな。

 プレゼンの事言われたけど、アレは…寝静まった後にPCでちょこちょこと作ったものだ。思わぬ高評価を得たが。

 プライベートでまであんな会社にいる時みたいにかっちりとしているのは疲れる。その点、美咲さんは私生活でもかっちりとしていてすごいと思う。俺がいるからだろうか?断固としてすっぴんは見せません!って感じだし、服装もキチンとしている。スウェットでダラダラなどしていない。スウェットでもいいと思うのだが?

「美咲さんは何故に仕事でもないのに服装などに拘りがあるのですか?」

「うーん、着慣れてるからこっちの方が楽という感じかなぁ?ほらっ、和服なんか肩が凝りそうだけど、着慣れてる人は和服の方が楽って言うし。それと一緒じゃないかなぁ?」

 なるほど。

 世の中にはいろいろとあるのだなぁ。スウェットが必ずしも楽とは限らないという事か…。

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